オーボエのリード

ケーンリードの材料そのものは、ケーンを伐採してから2年ほど乾燥させて作るのですが、その年の日照時間や雨の量によって出来が変わります。フランスで収穫されるので、たいていはワインの当たり年とケーンの当たり年が重なると言われています。直径は9~11mmの中で選別され、その中でも質感や柄などで振り分けられます。リードの完成形になるまでで、すでにかなりの選り分けがされている、オーボエのリードの世界はとても厳しいものなのです。
オーボエのリードにはいくつか種類があり、奏者によって、使用する楽器によって変わってきます。まず世に出ているリードを大きく2種類に分別することができます。スクレープ(削ってある部分のこと)が10mm前後である場合は「ショートスクレープ」と呼び、楽器店などで販売されているリードのほとんどがこのショートスクレープに該当しています。そしてスクレープが18mm前後またはケーンの部分がほとんど削られているリードのことを「ロングスクレープ」といいます。このロングスクレープのリードは「アメリカンスタイル」と呼ばれていて、軽い吹奏感と明るい音色が特徴です。アメリカンスタイルのリードを吹いていくには、奏法からアメリカンスタイルを学んでいかなければなりません。
アメリカンスタイルそして「ショートスクレープ」の中ではさらに2つに分類することができます。リードの削り出しがU字の場合は「ジャーマンスタイル」、リードの削り出しがV字の場合は「フレンチスタイル」と呼ばれています。ショートスクレープの中でも9割程度がこのジャーマンスタイルにあてはまり、現在の日本ではフレンチスタイルはアメリカンスタイル以上に少数派となっています。
完成リードの選び方は、まず見た目が大切です。材の色合いに着目してください。青白いものから、オレンジがかったような黄色いものまで種類はさまざまです。なるべく色艶のある白っぽいものを選ぶと良いです。ざらついたものや黄色すぎるものは扱いにくいものが多いので、注意が必要です。次に、リードそのものが割れていないか、先端が欠けていないか、そしてサイドから材の繊維が出ていないか確認しましょう。先端が欠けていると、音の発音に大きく影響してしまいますし、直すことはできません。そしてその選定のあとで水をつけて実際に音をだしてみてくだ さい。低音から高音までバランスよく音を出すことができるか、苦手な音がスムーズに出るか、たくさん試し吹きすることが大切です。

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