4分の5拍子の名曲「Take Five(テイクファイブ)」
サックスの有名な曲といえばやっぱりジャズの名曲が多く挙げられます。「Take
Five(テイクファイブ)」なんかはとても有名ですよね。4分の5拍子で進行して行く独特のリズムにサックスによってかなでられるクールなメインフレーズがキャッチーで耳に残る名曲です。
ピアノ伴奏のサックス曲「Take the A Train(A列車で行こう)」
その以外にもたくさんサックスの名曲はあります。「Take the A Train(A列車で行こう)」も爽快で軽やかなピアノ伴奏にのせてメインフレーズのパートはサックスが担当する事多いですね。この曲なんかは日本人はとっても好きだという人が多いのではないでしょうか。よく「サックスは人間の声に近い音色」と言われますが、それを言い出したら、「いや、チェロの方が・・・。」「いや、バイオリンこそが・・・。」などと他の楽器の方が人間の声に近い楽器だよっという意見が多数でてきそうですので、ここでその議論をするのは控えますが、主にジャズやポップスのジャンルで活躍する楽器でもあるサックスはその伸びやかで芳醇ば音色からソロパートを任せられる事が多いです。人の声云々というのもサックスの場合はここに理由があるのではないかと思います。
クラシックでは余り馴染みのないサックスの名曲
クラシックでサックスが主役となっている有名曲はグラズノフのサキソフォーン協奏曲やエルラルド・フォン・コッホのサキソフォーン協奏曲など。サックス自体がとても新しい楽器(近年に開発された楽器)なので、協奏曲としてものすごく有名な曲というのは少ないです。モーツアルトの時代にもベートーベンの時代にも、チィコフスキーの時代にもまだサックスは誕生していませんでした。なので、クラシック曲の中にサックスが登場するのは近年になってからの事なのですが、それらの中でもプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」第2曲目『モンタギュー家とキャピレット家』やショスタコーヴィチの「ジャズ組曲」から『リリック・ワルツ』『第2ワルツ』などは耳なじみのあるものかもしれません。ムソルグスキー作曲の展覧会の絵をラヴェルがオーケストラのために書き直したものから「古城」や、ビゼー作曲の「アルルの女」なども有名どころです。ラヴェルで言えば有名な「ボレロ」にもサックスのソロはありますね。
いずれも近代の作曲家たちの手によるものです。クラシックの世界ではサックスはまだまだ新しい楽器というところなのかもしれませんが、ジャズやポップスで聞くサックスとはまた別の柔らかくふくよかな音を聞く事ができます。
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サックスは主にリードパートを担当する楽器です。木管楽器の一種であるサックスは、ジャズやブルースなどのジャンルで活躍しています。