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トランペットってどんな楽器?

トランペット教室でレッスントランペットの歴史は長く、もとはホルンと同様ロータリーのない管の状態であったナチュラルトランペットが祖先です。1815年ころにロータリー式のものが導入され、現在ではピストン式が主流になっています。バロック時代においても活躍しており、当時は「クラリーノ」と呼ばれており、現代のトランペットとは形状・構造ともに単純なものでした。
トランペットはほとんどすべての調性で作られていますが、オーケストラではシャープが多いため、A管やD管、C管が使用され、吹奏楽ではフラットが多いためB管を使用するようになっています。その他の管は現代ではほとんど使われていません。
トランペットの仲間はアンサンブル等で活躍するピッコロトランペットがありま す。管の長さが通常のトランペットの半分になっており、高音域を演奏するのに適しています。次にまっすぐ伸びた長いベルが特徴のファンファーレトランペットは、その名の通りファンファーレの演奏で華やかに目立ちます。その他にはアルトトランペットやバストランペットが実在していますが、現代ではその役目をホルンやトロンボーンなど他の楽器が担うので、ほとんど出てくることはありません。その他に、管の長さは通常のトランペットと変わりませんが、コンパクトにしたポケットトランペットというものもあります。
トランペットの中でも構造の違いはいくつかあり、現代でもドイツやオーストリア、北欧などではロータリー式のトランペットを使用することがしばしばあります。ピストン式と比 べてややどっしりとした厳かな音色が出るため、日本国内においてもオーケストラ作品によっては好んでロータリー式を指定する指揮者もいます。ロータリー式のほかにはトロンボーンのようなスライド式のトランペットもありますが、これはソプラノトロンボーンに形状が似ていますが、スライド式のものを使うことは現在ほぼありません。
トランペットは宮廷音楽としてもしばしば使用されていた楽器でもあり、多くの国で生活になじみがあり、オーケストラ作品でもバロック時代から登場します。吹奏楽においても数名かならず必要となり、吹奏楽の三大柱の一つと言われています。さらにビッグバンドジャズでも、ポップスでも活躍できる、オールマイティな金管楽器です。さらに楽器の構造もやや単純で あることから扱いやすく、子供から大人まで演奏することが可能で、楽器そのものの値段もかなり手の届きやすいものからあります。

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