オーボエの吹き方は腹式呼吸

オーボエの吹き方は腹式呼吸オーボエを吹く際には、どの楽器にもないほどの息圧が必要です。アンブシュアは唇の赤い部分がほぼ見えない程度まで巻き込み、クラリネットやサクソフォーンのようなシングルリード楽器のようにマウスピースであるリードに歯を立てることはありません。リードはとても小さく、息を入れる場所が狭いため、細くてスピードの速い息を入れていくようなイメージで思い切り吹き込みます。また、オーボエの場合その理由から、息が楽器に入りきらず、苦しくなります。オーボエ以外の楽器は、息が足りなくて苦しくなるものがほとんどですので、ブレスは「吸う」ものであり、「吐く」ブレスというのは必要ありません。オーボエの場合は「吸う」ほかに「吐く」という動作もワンセットで必要で、むしろ「吐く」ことの方が大事ともいえます。もしも10吸ったとしたら、そのうちの1ほどしか楽器には入っていきませんので、残った9を吐き、また10吸うことを繰り返していきます。どうしても意識をして「吐く」ことが最初は難しく、ブレスに時間がかかってしまいますが、その呼吸がきちんとできることでオーボエを楽に演奏することができます。
オーボエの吹き方のポイントは口を大きく開けたブレスオーボエを演奏する時の注意点としては、「腹式呼吸」を使っていくことが望ましいです。上記で述べたブレスのコントロールのためには、腹筋が多少必要になってくるのです。ブレスを吐くときも吸うときも、同じように口をたてに大きく開けてみましょう。あくびをするイメージです。すると、必然的に喉も開いてくると思います。のどが開くと、自然とおへそのしたの下腹部がふくらむようにして息が入っていきます。効率よくブレスをしていくコツは、「口を大きく開けること」にあります。ためいきのようにハーと息を吐いていき、吸うときにはお腹をふくらませるように、肩を下げながら実践してみましょう。吸う時の方が腹式呼吸はやりにくくなってきますが、その際には横になってみたり、鼻で吸ってみると上手にできます。
次にフォームです。オーボエをかまえる際には、手が上からみて狸の目のまわりのようなまるい形になるようつくってみてください。そして、手から腕までが「ゆるやかな山のようなカーブ」を描きましょう。手首がいきなりガクンと下がってしまっていたり、ワキがしまっていると、カーブがゆるやかになりま せん。指先から腕にかけてボールを転がしたとしたら、きれいにコロコロと下れるようなカーブ、というイメージで作っていきましょう。

オーボエの関連記事

木管楽器のオーボエに関する詳細を関連ごとに記事にまとめました。オーボエが持つ艶やかな音色の魅力はリードや奏法、楽器の調整など様々な要素にあります。

オーボエ教室

オーボエの特徴

オーボエの曲

オーボエの備品

オーボエの吹き方

オーボエ奏者

国内・海外のオーボエメーカー