ムジーク・ヨーゼフ

ムジーク・ヨーゼフムジーク・ヨーゼフは、日本国内で唯一のオーボエ専門のメーカーです。創始者の仲村氏は、ドイツでオーボエプレイヤーとして活躍したのちに帰国し、オーボエの制作を手掛けるようになりました。仲村氏はドイツでオーボエ制作を手掛けるヘムルート・ハーガー氏の手ほどきを受け8か月で1台目のムジーク・ヨーゼフのオーボエを完成させました。
当時バイエルン放送交響楽団の首席奏者であったクレメント氏にムジーク・ヨーゼフの試奏を依頼すると絶賛を受け、その後クレメント氏の多くのアドバイスをもとに2000年になり完成したものがクレメントモデルです。クレメントモデルはアマチュアからプロまで根強く人気のあるモデル で、温かみのある音色が特徴です。
ペガソムジーク・ヨーゼフは楽器の開発に余念がなく、クレメントモデルのほかという、先端に象牙をあしらった今までにないオーボエを発売しました。ペガソとはペガサスを意味しており、これまでヨーゼフのオーボエは音がホールの端まで届きにくいと言われていたウイークポイントを挽回するべく、音が遠くに飛ぶように開発されたものです。
その他、20周年を記念してのモデルやシルバーメッキのステューデントモデルなど価格帯も素材もバリエーションが非常に豊かで、多くのプレイヤーからのニーズに応えています。
また、近年ムジーク・ヨーゼフは、ピッコロやクラリネットの制作もしており、国内の著名なオーケストラプレイヤーから絶賛の声も上がっていますが、まだまだ認知度が低く、今後の発展にとても期待できます。
設立より20年余り経過し、当初は認知度が低く国産オーボエのマニアックなメーカーとして注目を集めていましたが、現在ではヨーロッパの著名なプレイヤーも愛用しており、パリの3大オーボエメーカーに匹敵するほどの人気を誇っていますが、1本1本が手作りでの作業となるため大量生産が難しく、販売本数には限りが出てしまっています。
当初は埼玉県東松山市に工場を設立していましたが、平成19年より創始者の仲村氏の出身地である沖縄に工場を移転し、株式会社美ら音工房ヨーゼフとして再スタートを切りました。
池袋にアトリエを構え、オーボエ・オーボエダモーレ・イングリッシュホルンやオーボエの完成リード、リード材料や 楽譜の販売を行っています。
また、ヨーゼフのオーボエの特徴は海外メーカーにはない繊細かつ独特な丸く甘い音色にあり、オーボエメーカーの中でも特徴がかなり強いと言われています。

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