今週は家でレッスンしすぎたとのことで、声帯がかなり疲労していましたね。高音に入っていくと声がガラガラとした感じになって辛そうでした。
声帯を使いすぎる発声法で歌うと、すぐに疲労が蓄積していき、声がかすれていってしまいます。そのまま歌い続けると声帯にタコのような結節が出来てしまう事もありますので、そのような状態になった時は極力歌わないようにした方が賢明です。ただし、声帯に負担をかけないように注意深く発声していけばそのような時でも歌う事は可能です。
今日のレッスンでは全ての音をdolceとppで歌う事で、声帯をしぼらずにゆっくりと息を使いながら歌う事に集中して発声練習をしていきました。また、丹田に落としておきたいポジションが浮いてきてしまうのも声帯に負担がかかりすぎる事の一因ですので、その部分にも意識をして発声してもらいました。さらに、声を前へ押し出さずに後ろへ引いていくように、という点にも注意してもらいました。
ポイントポイントを注意しながら発声をしていくと声帯への負担が減り、ガラガラとしていた声も改善されました。家で練習する時もポイントへの注意を忘れないようにしながら、無理はしないようにして練習して下さいね。
トート会員4381練馬声楽教室2014.11.4
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