練馬声楽教室でアンサンブルの練習
本日もアンサンブルからの個人レッスン、ミュージカル劇団の稽古と、お疲れさまでした!
アンサンブルの練習では二人の声の当てどころがそれぞれ違ったので、うまく声が解け合わない状態になっていました。曲目がウィキッドの「あなたを忘れない」(For Good)なので、ゆったりとしたバラードらしく後ろへ引きすぎる発声になっていましたが、バラードではあるけれども、この曲は言葉をしっかりたてて歌う曲ですので、発声時のポイントは少し前へ持っていった方がしっくりといきます。言葉の明瞭さを保ったまま、重唱するためのポイントでもありますね。前にレッスンしたミス・サイゴンの「今も信じてる」の時よりもさらに発声ポイントを前面に持ってくる事で、キャラクターの若さを表現する事も出来ます。
個人レッスンの「墓場にて」(オペラ座の怪人より)と「いのちの名前」(千と千尋の神隠し)よりは全く正反対の発声方法を必要とする選曲でしたね。「墓場にて」はかなり低音域までつかって歌う曲ですので、横隔膜をしっかりと下げるように意識して、声帯も深く落とし込む様にしながら歌うように心がけましょう。逆に「いのちの名前」はすーっと深く域を流すようにしながら、フレーズの終わりをあまり切らないようにして歌うと曲の魅力がより際立ちます。