おなかを使い下肢で支える

今日は発声練習の後、コンコーネ25番の15番とミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」からonly love、「オペラ座の怪人」からthink of meをレッスンしました。ここ最近はずっとLet it goや生まれて初めてなど、声を前の方で作るミュージカル曲のレッスンが続いていたので、久々にぐっとクラシックな感じに寄ったミュージカル曲のレッスンになりましたね。ミュージカルはその時々によって選択していく発声方法が変わってくるのでとても難しいですが、そこがまた面白いところでもあります。今回練習した２曲は2年ほど前に一度レッスンした事がある曲ですが、その時よりずっと声の選択肢が増えた事にご自身も気づいてびっくりされていましたね。以前はおなかを使い下肢で支えると音程がうまくとれなかったり早いパッセージが歌えなかったりして、どうしてももともとの得意な前方へ声を集めて発生する方法になってしまっていましたが、今回はしっかりと後方へ声帯をひいた歌い方のまま最後まで歌う事が出来ましたね。腹筋の使い方も上達したので途中で声がふらふらすることも少なくなりました。
低音を歌う時に声帯が上がってくるので、その部分が改善点ですね。音程をうまく取ろうとすると必ず声帯は上がってくるので、おなかで音程を取る事がもっと抵抗なく出来るようになると良いですね。また、声帯を後ろに引いた後に内筋をしっかり引っ張ってあげないと芯のないふわふわした声になてしまうので、その辺も注意していきましょう。