池袋声楽教室のオペラ「椿姫」から熱き心レッスン
今日は発声練習のあと、コンコーネ50番から36番、オペラ「椿姫」から熱き心ををレッスンしました。重心の持っていきどころが最近後ろの方へ戻ってしまっていますね。声を抜くのは後ろですが、重心はしっかり下半身に落として下さいね。発声練習のときから重心が安定しないので発声に苦しんでいました。重心は発声の最初の要ですから、そこが定まらないままで発声を探ろうとするとどんどん分からなくなっていってしまします。まずは重心を落として定めてあげる事。これをしっかり守ってあげて下さい。
腹式呼吸を意識して深い呼吸を心がけましょう
また無意識に胸式呼吸になってしまう事があるようです。胸に息を入れるなと言うわけではありませんが、まずはお腹に息をしっかり入れてあげましょう。その結果、胸の方まで息が入ってくる分には問題ないのですが、胸だけで呼吸してしまうのは歌うのに不向きですし、何より理想的な声帯の形が保てません。ブレスの度に腹式呼吸をしっかり行うようにして下さい。
アリアの部分に入ってからはより深い呼吸を心がけてあげるとレガートに歌えますよ。また、甘い音色が必要なアリアですが、深い呼吸は深い音色にもつながります。呼吸の浅さが問題のようですので、次回のレッスンはその部分からしっかりレッスンしていきましょう。