中野トランペット教室の体験レッスン
今回の体験レッスンでは、普段の短い練習時間の中でもしっかりと上達できるような基礎練習を考え、実践していきました。
生徒さん自身、これまでにレッスンを受けた経験がなかったようでしたが、特に奏法に問題もなく、安定したロングトーンもとても良かったと思います。
ただ、高音域になるにつれてマウスピースを唇に押し付けてしまいがちで、その分バテが早くなってしまうというような現象が起こってしまいました。高音域は、練習したからと言ってすぐに出せるようになるわけではありません。それなりの時間も忍耐力も必要なのでなかなか難しいところです。
高音域を出すポイントですが、まずは息のスピードを速くすることを意識してみてください。
それからアンブシュア(唇の形)に関してですが、高音域と低音域を吹くときは、アンブシュアをあまり変えないようにとよく言われますが、全く変化させずに音域だけ変えることは、物理的に無理だと思います。
高音域を出すときは、息の出る部分(アパチュア)を少し狭く、低音域はその逆を意識してみてください。
そして、スムーズな唇の動きの変化を身に付けるためにリップスラーの練習をしていくと良いと思います。
リップスラーの練習も、今回のレッスンで説明したとおり、まずは自分に合った音域から初めて、徐々に音域を広げていきましょう。
レッスンの最後には、初見で演奏できる程度の、簡単なデュエット曲を2・3曲取り上げてみました。
普段一人で練習するのとは違った楽しさがありますね♪
デュエットはハーモニー感を身に付けるのにもとても効果的な練習だと思いますの、今後も積極的に取り上げてみたいと思います^^