今日も前回から引き続き、発声練習の後に「Lacrimosa」を歌っていきました。
発声練習の際、ブリッジポイントから高音域への移行がいつもより上手くいかなかったので、その部分も重点的にレッスンしました。結果としてはポジションを後ろへ引きすぎていましたね。ポジションを後ろへ引く事は重要なのですが、重心を十分に落としきれていない状態で声帯だけを後ろに引いてしまうと、ポジションが後ろへ引っ張り上げられたような感じになってしまいます。しっかりと重心を落とした上で声帯を後ろへ引きましょう。
また、今回の歌はクラシカルな曲ではありますがポップスですのであまりファルセットを多用するのは良くありません。声帯をあまりにも後ろに引きすぎてしまうと、高音部(ブリッジポイントより上)になった時にファルセットへ落ちてしまうので、バランスが大切になってきます。また、今のファルセットですと、急に声量が落ちてしまったかのように聴こえてしまうので、そういう意味でもファルセットに落ちないぎりぎりのラインを狙って発声していく事がベストだと思いますよ。
曲に入ってからも後ろへ引きすぎるクセが続いて発声を邪魔していましたが、イの発音でその都度発声練習を挟みながらポジションを調整していくと上手く歌えるようになっていきました。下半身と上半身、発声の時に意識するポイントのラインを揃えながら、次回も練習して行きましょう。
トート会員3108練馬声楽教室2014.10.27
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