江古田声楽教室でコンコーネ50番から2番,アマリッリレッスン
今日も発声練習から始めました。前回よりあまり時間が経っていないということもあってか、とてもリラックスして発声出来ていたと思います。腹式呼吸が何回か繰り返しているとふとした瞬間に胸式に入ってしまう事があるので、呼吸に関しては特に注意深く練習していきましょう。BからHにかけてが生徒様のチェンジボイスの区域です。ここでいつも異音が混じってしまうのが気になる所ですが、チェンジボイスに入る前の段階から声帯を少し後ろへひいて、耳の後ろを声が通っていくように意識してあげると、自然な感じでチェンジボイスを渡っていけるとおもいます。
コンコーネの練習
コンコーネは発声練習の延長線上だと捉えて下さい。急に歌になった!!と怯むのではなく、発声練習に伴奏がついたようなものです。気分的にもそのくらいの気持ちで歌った方が楽に発声出来て上手くいくと思います。曲になったり、楽譜を見だして自分が出している音がどのくらいの高さなのか把握出来るようになると、逆に力みが出てしまって、背中や喉に力が入りすぎてしまいます。あくまで発声練習を行っているのと同じように捉えて、自然な呼吸法と正しい声帯の位置を心がけましょう。
アマリッリの練習
アマリッリは発声練習やコンコーネでしっかり喉を慣らして、声帯のポジションを確認したこともあってか、とても上手に歌えました。曲を歌うより前に、前回提案してみた練習方法の母音唱法で通して歌ってもらって、それから歌詞を載せたのも良かったですね。母音がはっきりと深い場所まで落ちて、腹式呼吸の発声ポイントまでつながったので、とてもナチュラルに発音と発声がつながったと思います。次回は新しい曲を宿題として渡しました。アマリッリより高い音が出てくる曲ですが、母音を深く落とす事、耳の後ろを声が通っていくように意識する事などを注意してレッスンしていきましょう。