池袋ボイストレーニング教室で合唱での発声法
今日は発声練習を重点的にレッスンしていきました。このあと所属合唱団のパート分けがあるとのことで、その前のボイストレーニングでした。
前回のレッスンから少し時間が空いてしまっていたので、少し発声がもとのうわずったものに戻りかけていましたね。合唱練習ではなかなか発声の練習まで行えないという事で、特に高音が出にくくなるので、その点を改善して欲しいとのご要望でした。
合唱は前方へ浮かしたような声で各パートの声をまぜていくので、どうしても浮いたような発声になってしまいがちです。その発声方法が間違いというわけではないのですが、そのポジションだけに頼ってしまうと、高音が出にくくなりますね。また、早いパッセージについていくことも難しくなります。要求された声をすぐに用意できるようにするためには、まずは一度浮いた発声を落ち着かせて、下へ落とす事が大切になっていきます。そこで高音を出せるようにボイストレーニングでポジションを整えてあげて、そこから指揮者が求める声を作っていく方が近道だと思いますよ。
また、指導者が声を浮かせて欲しいと要求して来た時も、ポジションは絶対にあげずに、ポジションは深く保ったまま軽い声を出せる事が出来るようになるようにしましょう。