バイオリンの魅力

習いたい楽器の代表格バイオリン

バイオリンの魅力バイオリンは弦楽器です。ピアノに並んで最もポピュラーな楽器の一つで、持ち運びしやすいコンパクトなサイズであることも手伝って、演奏者人口は多いです。フルサイズでも全長は60センチメートルほど。小さなお子様には分数楽器と言って8分の1や4分の1などの小さな楽器があるので、小さい頃から習い始める事が可能な楽器の一つです。

バイオリンの歴史

その起源は諸説ありますが、はっきりした事はわかっていません。絵画などの残された資料から16世紀初頭には世に登場して来たのではないかと考えられています。
バイオリンが日本に持ち込まれたのは16世紀の中頃です。わりと早い段階から日本人はバイオリンに慣れ親しんで来たと言えます。
明治時代からドイツ系の外国人らの指導で少しずつ奏者の育成が行われ、同時期に日本国内でもバイオリンの製造工場が出来たりと、徐々に教育の地盤が固まっていき、戦後になると各種の教本が出揃った事により、教育水準は飛躍的に上がっていきました。
現在では世界で活躍する日本人の名バイオリニストも多数います。

バイオリンの名器

バイオリンの名器といえば、ストラディヴァリ一族やグァルネリ一族などが有名ですが、中でもアントニオ・ストラディヴァリとバルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェスの作品は特に評価が高く、その値段も億を超えるものがほとんどです。

バイオリンの構造

バイオリンは弓を弦にこすりつける事で音を鳴らす楽器です。弓は、最初は本物の武器の弓に似たような形をしていましたが、徐々に改良され、18世紀には現在の弓のスタイルが確立したと言われています。弓の毛は馬の尾の毛が使われており、これに松脂(マツヤニ)を塗り、摩擦力を生じさせて弦をつかむようにします。ボディの弦はもともとガット(羊の腸)を用いていましたが時代が進むに連れて音域の拡大や音量の増幅に応えるためにネックの仕込み角の高さがきつくなって来て。それにともない高い張力に耐えうる弦が必要になってきました。現在ではガット弦は金属によって補強されているか、金属弦かナイロン弦が多く用いられています。

バイオリンの構え方

楽器の構え方から 初心者の方はもちろん、経験者の方でも以外と楽器の構え方にクセが出ていたりして、それが演奏上達の妨げになっている場合もあります。最初にしっかりと楽器の構え方から身につけていきましょう。

バイオリンの愉しみ方

バイオリンはソロでもオーケストラの中でも大活躍する華々しい楽器です。ソロ、アンサンブル、オーケストラと上達度によって楽しみ方もどんどん増えていきますので長く続けていける楽器です。
アマチュアのオーケストラも数多く存在するので、個人で演奏を楽しむだけでなく、合奏に参加するのも楽しいですよ。
レッスン中には先生と重奏する事も出来ます。一人での練習では味わえない醍醐味を味わう事も出来る楽器です。

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弦楽器のバイオリンに関する詳細をまとめました。バイオリンはオーケストラの中でも花形として活躍し、その優雅で伸びやかな音色は聴く者を魅了してやみません。ソロで演奏される機会も多く、単体楽器として高価なものは数十億もの値がつけられる楽器でもあります。バイオリンの華やかな音色の秘密を掘り下げてみましょう。

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