チューバ

チューバってどんな楽器?

チューバは金管楽器の中で最も低音域の出る楽器です。チューバの語源はその名の通りチューブ=管という意味であり、見た目が長い管がぐるぐると巻かれていることからつけられたと言われています。チューバはローマ時代にはすでに存在していましたが、そもそもの意味は低音がでる楽器という意味として名づけられたのではなく、「ラッパ」という意味からきています。
チューバはピストン式とヴァルブ式の2種類があり、ヴァルブのほうが主流となっています。チューバは金管楽器のなかで最も大きなマウスピースになっており、豊かで響きのある低音が持ち味です。合奏での役割もほとんどがベースラインを担当することが多く、吹奏楽・オーケストラ・金管アンサンブルなどでは欠かせない存在となっています。
チューバは、その音域からテナー・バス・コントラバスまでに分類することができます。テナーはいわゆるユーフォニアムで、テナーチューバと呼ばれることはほとんどありません。ユーフォニアムは吹奏楽などで対旋律やハーモニーなどを担当しており、チューバとは役割が異なります。音域はほぼトロンボーンと同一です。ごくまれにテナーチューバをワグナーチューバと称することもあります。ワグナーチューバは本来のチューバとは異なり、ホルン奏者が持ち替えで演奏することの多い楽器です。
バスチューバとは一般的にチューバと言われているもので、このバスチューバはハ調、変ロ調、変ホ調、ヘ調とあり、演奏するジャンルや曲の調性によって変わります。吹奏楽では変ロ調、変ホ調が中心で、オーケストラ等ではハ調が使用されることが多くなっています。さらにコントラバスチューバはバスチューバと比べて1オクターブ低くなっています。
チューバの仲間にはウインナーチューバというウイーンで発達した楽器もあります。ウインナーチューバは左右でそれぞれ3つずつのヴァルブがあり、F管をC管両方の性質を併せ持っています。そのほか、マーチングなどのアクションのある演奏にはチューバは重たく、立ち上がっての演奏に適さないことからスーザフォンという、体のまわりを一周するような形でピストン式のチューバが開発されました。この名の通り、マーチの王様と呼ばれているジョン・フィリップ・スーザによって開発された楽器で、外での演奏のために管がプラスチックでできていて、雨にも強くなっています。その他、マーチングのために肩で背負うことのできるチューバもあります。

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