質の良いブレスから質の良い腹式呼吸へ
今日は寒かったですね〜。午後の雨から、どんどん気温が下がってきて身体が縮こまってしまいました(><)
さてレッスンですが、発声練習の際にかなりポジションが上がってしまっていましたね。喉というよりはどちらかというと横隔膜のポジションが思ったより下に落ちてくれなかったことが声が浮き気味になってしまったことの原因かと思われます。呼吸が浅かったりブレスの質が悪かったりすると横隔膜のポジションがどんどん上がって来てしまいます。今日はブレスがいつもより浅かったので、そのせいでいつもよりポジションが落ちにくくなっていたようですね。質の良いブレスが質の良い腹式呼吸ひいては息の流れからのスムーズな旋律歌唱の流れにつながっていきますので、呼吸(ブレス)にかんしては常に丁寧に行いましょう。
ドニゼッティのブッファ
オペラ「リタ」より『この愛らしく清潔な宿』は曲の流れはずいぶんと良く把握出来るようになってきました。しゃべるようにあざけるように、そして時にはおもしろがって誘惑するように・・・。リタのキャラクターそのままに音楽を多彩に操って歌っていかなくてはこの曲の魅力は伝わりません。ドニゼッティらしいコロコロしたブッファの醍醐味がつまった曲ですので、曲に振り回されないよう、自分がまさに曲を支配しているように歌えるようにするのが目標です。その意味では、まだまだ改善するポイントはたくさんありますので、じっくり取り組んでいきましょう。
カデンツのコントロール
また、最後の部分のカデンツがどうじても少しうわずった声になってしまいます。体力の問題もあり、後半はポジションの維持が難しいですが一番の聴かせどころです。頑張ってコントロールできるようになりましょう。